御菓子司みなとや(兵庫県豊岡市 城崎温泉駅徒歩10分)
『「あまおう」と「しろあん」の絶妙のハーモニー』。その売り文句に恥じない素晴らしい和音を奏でていた。 いちごの大きさは大粒であるが、大きすぎずガツガツと主張してこないためちょうどいい。いちご大福における「いちご・あん・皮のアンサンブル」のなかで、いちごはしばしばフォルテッシモとなりがちであるが、このいちご大福ではしっかり抑えている。この慎ましさがこのいちご大福の決め手である。 (音楽用語へのツッコミはご愛嬌でお願いします。音楽用語は全く分からないのですが、調子にのって使っています。このいちご大福のいちごと違い、小生は見栄っ張りなのです。)
また、このいちご大福は中身のわりに安っぽいプラスチック容器に入っていた(写真参考)。この威張らない態度が個人的にはツボであった。
是非城崎温泉へ行く機会があれば、カニの食したあとのデザートとして食べていただきたい。写真にあるようにコーヒーといただいても絶妙な音色を響かせることができる、それが「みなとや」のいちご大福なのである。
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